実家の出来事(1)

1月後半「義妹が事故にあった」とおかーさんから連絡。事故現場で泣き叫ぶ甥っ子(3歳)と姪っ子(1歳ならず)を迎えに行ってやってくれ、と言う依頼を受けた。どうやら追突されたらしい。
あわてて現場に向かったら、義妹は腰が強く痛むと言うけど何とか大丈夫そう。ちびっこ二人も泣いてるけど大丈夫そう。とりあえずホッとして甥っ子を車に座らせ姪っ子を抱き、相方が車を発進させた。
その瞬間姪っ子の中で何かがプチッとキレたようで、大声で泣き叫びクネクネあばれだした。

ぅぎゃぁあああああああああああああああ
ぃぎゃぁあああああああああああああああ

子に慣れていない私…
もうすぐばあちゃんちだからね、もうすぐだからもうすぐだから、嗚呼泣きたいのは私ですと格闘していたら、隣で非常におとなしく座っている甥っ子の口元からブツブツブツブツつぶやく声がする。

「..だ…か…む….ね….ば…l5u/asl;g あks」
私「え?何?どした?」←右耳を甥っ子に近づける
「..お……ち….い….ば..○×ck?s、fひ|あdj」
私「???????……….」←理解不可能

ごめん、甥っ子。
君はちょっと怖かった。

目の前に暴れまくるチビッコ、右に理解不可能なチビッコ。
私の限界をちょっと超えた頃ようやく実家へ到着。
ちびっこ二人もよく知る場所についてホッとしたかもしれないけど、それ以上に私と相方はホッとしたかもしれない。汗だくで任務無事完了。

しばらく実家で待っていたら、義妹と弟が到着。事故の事を聞いてみた。
事故の直前、義妹は渋滞でほぼ停止状態。そこへ後ろからドーンとやられたらしい。
原因は「大正生まれのおじいちゃんがアクセルとブレーキを間違えて踏んだ」為だったらしい。

ほんとに大変だったねぇ…..疲れたねぇ….
と雑談していたら、思い出したように急に話題を変えるおかーさん。

「そう言えばね、おかーさんオレオレ詐欺に引っかかりそうになったんだわ」

………ш(´[]`)ш

<続く>